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百年少年の勇気 〜海洋温度差発電への挑戦〜

真水と水素を生みだし砂漠を緑に変える
気候変動、人口の急増、産業の著しい発展による絶対的水不足―。
現在、世界ではこうした悩みを抱える国々がアジア、アフリカなどに31カ国存在し、2025年には48カ国にまで増えると予想されています。

OTECはその発電の際、こうした諸問題に対応し得る様々な副産物を生みだします。 まず深層水から、飲料水となるミネラルウォーターと、砂漠などでの農業用水として活用できる真水の2種類の淡水を。 そして真水の電気分解により、クリーンな燃料として注目の水素をより安価に大量生産することが可能です。 それだけでなく、深層海水に含まれるリチウムやウランを採取してのリチウム電池生産や原子力発電、魚介類の養殖や海洋の肥沃化(「マリノフォーラム21」実験に参加)、化粧品や薬用水など深層水関連商品の開発、家やビルなどの地域冷房などを実現します。

このようにOTECの多目的利用は、地球環境問題、エネルギー問題、さらには食料や人口問題まで解決し、地域に産業を興す可能性を秘めています。 上原先生はこれについて「OTECは発電だけを行うより、多目的な利用を考えた方が経済性が上がります。 いま、人類が抱えている諸問題を解決できるOTECは、一種の油田のようなものです」と語っています。
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