誰かが通った道をなぞるのではなく、
かつてフロンティアを目指した冒険者がそうであったように、
磁石さえなく初めて海へと漕ぎだした祖先のように、
わたしたちは可能性に挑戦する。
英語でOTEC(Ocean Thermal Energy Conversion)と呼ばれる海洋温度差発電の開発の歴史は、 1881年(明治14年)世界で最初の火力発電所ができた年まで遡ります。 この年初めてフランスのダルソンバール(J. D’Arsonval)がOTECを考案。 その後もフランスのクロード(G. Claude)、 米国のアンダーソン親子(J. H. Anderson and J. H. Anderson Jr. )らの熱意により幾度となく実用化の試みがなされてきました。 しかしこのシステムは『深層海水と表層海水の汲み上げ時に必要となる電力から、OTECで作る電力を差し引くと、正味電力が取れない。実現は難しい』と言われ、 実用化に適さないと考えられてきました。 しかし、上原春男先生は30年間におよぶOTEC実用化に向けた研究を行い、 「ウエハラサイクル」を開発。高効率で建設コストも低い実現可能なOTECシステムを誕生させました。




