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(記事一部抜粋)
広大な砂漠に石油の採掘プラントが立ち並ぶサウジアラビア。世界有数の産油国も水不足は深刻で、世界水フォーラムに閣僚級の代表団を送り込んでくる。
お目当ては、上原春男・佐賀大学長らが京都会場で開幕日の十六日に発表する海水淡水化と海洋温度差発電のシステムだ。
上原学長らが開発した佐賀大独自の淡水化法は、スプレーフラッシュと呼ぶ方式。真空ポンプで約0.05気圧にしたシステムに、霧状にした海水をスプレーで炊き込む。
低圧下で水の沸騰温度は20-30度まで下がり、霧になると表面積が広くなるため、短時間で蒸発し、塩分の抜けた淡水の蒸気になる。
それを高効率のプレート型凝縮器に送り、低温の海水で冷やして淡水を得る。
今年一月、このシステムのプラントを製造している兵庫県明石市のベンチャー企業「ゼネシス」が、
サウジアラビアで海水淡水化の事業を行っている「ジャムジューム社」と業務提携の契約を結んだ。
ゼネシスの里見公直社長は「現地では王族の歓待を受けた。水フォーラムヘの参加も、国を挙げての期待の表れだろう」と話している。
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