(記事一部抜粋)
海と人類との仲人が、上原春男先生である。 30年前には原子力発電所の設計にたずさわっていた、という異色の経歴。 海に着眼したのは、先生が初めてではない。
すでに1881年のフランスで、ダルソンヴァルという学者が、海洋温度差発電の可能性を論文にまとめた。化石燃料を使えばCO2で地球は温暖化が進む、と予言していたというから恐れ入る。
フランスで産声を上げた海洋温度差発電は、試行錯誤の末に発明された“ウエハラサイクル”と共に、現在の日本で実用化への一歩を踏み出した。
温度差発電により得られた電力と水を使って、水、食糧問題まで解決しちゃおうという大プロジェクトに、今、世界は熱い視線を送っている。いろんな島の大統領が、次々と先生の研究室を訪れている。



