(記事一部抜粋)
富士石油の袖ヶ浦製油所(千葉県袖ヶ浦市)と住友化学の千葉工場(同市原市)間で排熱を使った省エネルギー共同事業が成果を上げている。
ボイラへの利用と、それでも余る排熱とアンモニアを燃料にタービンを回す発電事業。
初年度に計画を上回る原油換算で1万700キロリットルの削減を実現した。
コンビナートなどの複数工場間で連携して省エネを図るシステムとして新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は北九州や鹿島、川崎でも火力発電の蒸気を化学工場へ供給する事業などを立ち上げていく。
富士石油では、蒸留塔から出る120度Cの余剰蒸気を利用し、アンモニアを燃料に4,000キロワット規模のタービン発電も実施する。
温度差を利用した低位熱発電で、所内電源として活用する。
これは97%濃度のアンモニア水から3メガパスカルの蒸気を得て発電する。効率は7.6%。凝縮したアンモニアは液に戻して再生・循環。ロスが極めて少なく、においが少ない。
蒸留塔から発生する熱は減圧残油熱分解装置4基がセミバッチ式のため熱源量が変動して発電量も変動するが、発電装置は安定した運転を実現している。冬季は最大規模で、夏季は3,000キロワットへ下げて運転。
原油換算で当初計画の年間5,600キロリットルを上回る5,800キロリットルの削減を実現した。



