(記事一部抜粋)
日本機械工業連合会(日機連、金井務会長)が主催する06年度(第27回)優秀省エネルギー機器表彰式にて12件が表彰された。日機連では、機械工業に関するさまざまな事業を行っているが、国の省エネルギー推進政策に呼応して、機械工業の立場からこれを推進するため80年から「優秀省エネルギー機器表彰制度」を毎年実施している。同制度は、優秀な省エネルギー機器を開発し、実用に供することにより、エネルギーの効率的利用の推進に貢献していると認められる者や企業そのほかの団体を表彰している。今年度の経済産業大臣賞にはジェイテクトの「超低トルク損失円すいころ軸受(LFT-V)」が選ばれ、資源エネルギー庁長官賞には千代田化工建設、富士石油、住友化学の「複数工場間の低位エクセルギー利用システム」と日精樹脂工業の「回転数制御油圧式射出成形機(エコジェクト)」が選ばれた。
【資源エネルギー庁長官賞】
複数工場間の低位エクセルギー利用システム−低温排熱を共有利用−
千代田化工建設、富士石油、住友化学の「複数工場間の低位エクセルギー利用システム」は、@工場全体解析手法であるピンチテクノロジーに基づき、複数工場の個々の操業自由度を維持しつつ、排熱を共有する「複数工場間エネルギー共有設備システム」A複数工場間エネルギー共有設備システムを運転する際の2社間の最適運転条件(地域最適解)を解析、提示する「統合エネルギー監視システム」B蒸留塔塔頂熱を熱源とし、高濃度アンモニア水を作動流体に用いて、低温排熱から高効率に電力を回収する「低位熱発電システム」−からなっている。
このシステムの合計省エネ量は、年間原油換算量で1万700キロリットルで、合計の年間CO2排出削減量は2万8000トンである。
このシステムは国の支援策を得て、国内コンビナートで同様のシステム導入が進んでいる。



