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2007年5月8日
「海水淡水化 印が新技術 −佐賀大、温度差発電で協力−」(西日本新聞)
(記事一部抜粋)
佐賀大の技術協力でインドの沿岸に建設していた海洋温度差発電(OTEC)の実証プラントを利用し、一日千トンの淡水を製造する海水淡水化装置の稼働実験に、インド国立海洋技術研究所が八日までに成功した。
大量エネルギーを使わず、海水の質なども問わない新たな海水淡水化技術で、インドをはじめとする多くの発展途上国で深刻化している水質源問題の解決に貢献する新技術として注目される。
インド南東部チェンナイ沿岸の海上プラントで直径一メートルの取水管を海中に設置し、深さ約五百メートルの海から温度の低い深層水をくみ上げ。OTECの熱交換器を利用して、低圧下で蒸発させた温かい表層水を、約十五度の温度差を利用して冷却し、淡水化する仕組み。
現在、海水のくみ上げなどにはディーゼル発電を使っているが、将来的にはOTECによる発電で賄うよう改良し、自然エネルギーのみで淡水製造を検討。佐賀大に技術協力を要請している。
同研究所は「同タイプで十倍の処理能力を持つ新しいプラントを一年以内に建設したい」としている。

−淡水化だけなら容易−
 佐賀大海洋エネルギー研究センターの門出政則センター長(熱工学)の話
インドの千キロワット級の発電実証施設の実験は、取水管トラブルなどがあって難航していた。ただ、淡水化だけならば、水温差やポンプの動力が小さくても可能で、深層水をくみ上げる取水管も短くて済む。今後は、淡水化を海洋温度差発電で賄えるよう技術協力していきたい。
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