<本文対訳>
QEWCはさらなる環境配慮を考慮し、既存プラントへの新しい技術導入による造水能力向上に乗り出した。
QEWCは昨日、日本の会社であるゼネシスと覚書と締結した。QEWCの淡水化効率の向上を目的としたフィージビリティースタディー実施である。Ras Abu Fontasの既存淡水化プラントにおける造水効率の向上を期待しており、ゼネシスの開発技術により5%〜10%を見込んでいる。
本スタディは2008年1月末までに完了することとなっており、温度差エネルギー利用海水淡水化装置(OTED)を用いた淡水化プラントの環境効果の向上も考慮している。
その技術によって、燃料消費の増加を要することなく既存多段フラッシュ方式(MSF)から排出された海水は、排海水と取海水の温度差を利用し淡水化される。
尚、QEWCの利益のために日本の経済産業省(METI)から委託されたこのスタディはJETROが保有している。
Fahd Mohannadi QEWC社長は、このシステムは燃料消費をおさえ、二酸化炭素排出を削減させながらカタールの増加する水需要を満たすことに貢献すると発言した。
またQEWC社長は、現在1.7億ガロン/日の造水能力は、建設中の新設備の開発に伴い2012年までに3.5億/日ガロンに到達すると見込んでいるとのこと。
“年間8〜9%と高い水需要の現状は解決されねばならない”“その一方でカタールは、需要増加を満たすための造水開発プロジェクトにおいて大きな一歩を踏み出した”とQEWC社長。
この研究は、既存施設の能力改善及び自然資源の恵みを最大限に利用するエネルギー制御に加え、環境に優しい技術導入の可能性を検証することを意図しているとQEWC社長は続ける。
発電セクターに関しては、現在試運転中の発電プラントは600MW級であり、来年の夏前までに完成予定のMesaieedの2,000MW級プラントはフェーズTにおいて建設中である。また、フェーズUは2009年夏までに完成を予定している。
さらに、QEWCは2010年までの操業を予定している2,600MW級、造水能力5.5百万ガロンの巨大プラントであるRas LaffanフェーズVの入札及び価格評価を行っている。カタールの電力需要は年間12%増であるが、QEWCはこの需要を満たすと宣言した。
カタールの現在の生産能力は4,000MWを超えている。今後2年の間に建設中の発電プラントが運転されれば6,500MWまで上がるとのこと。2012年までには8,000MWに到達させる見通し。
<写真>
中央右:アティーヤ・カタール国副首相兼エネルギー・工業大臣
握手右:Fahd al- Mohannadiカタール電気・水会社社長
握手左:株式会社ゼネシス専務取締役 實原定幸



